プリント及びウェア堅牢度について
衣料品は消費過程において着用と洗濯を繰り返すまたは、保管中に様々な原因により性能が劣化し、最終的には使用できなくなります。このページでは劣化に対する試験などについて解説していきます。
一般的な衣料品の性能劣化
一般的に
- 着用・洗濯等の間に加えられる引っ張り、摩擦、屈曲、圧縮等の機械的作用
- 水、有機溶剤、洗剤とその添加物、漂白剤、汗などによる科学的作用。
- 熱や日光などの物理化学的作用
があります。そのため予め製品の性能を確認するために検査を行うことが多いです。
Tシャツはカットソーの分類になるため、堅牢度検査項目は一般的に次の通りになります。
- 耐洗濯:JIS-1930-C4M法、JIS L0844A-2号 寸法変化、外観変化、表示のチェック、プリントありの場合は5回繰り返しチェックします。
- 摩擦試験:JIS L0849 摩擦試験機Ⅱ形(乾燥・湿潤)
- 汗:JIS L0848(酸・アルカリ)
- 耐光:JIS L0842(第三露光法)3,4級
- ドライクリーニング:JIS L0860 A-1法(染料使用)、B-1(顔料等特殊プリント)プリントありの場合はドライ不可にすることが多く、できても石油系に限られます。
- ホルムアルデヒドA-A0が0.05以下:出生後24か月以内の乳幼児用のもので、ホルムアルデヒドが使用された衣料品を着用した場合、粘膜刺激や皮膚アレルギーを生じる危険があります。
- 破裂強度:生地を突き破るときの強さ
プリント材料
Tシャツの素材も綿100%のみではなくポリエステル素材での速乾性のTシャツが夏場のイベントなどで使用されています。素材が変わることによってプリントに使用する材料にも注意が必要になってきます。特にポリエステル素材の場合には、昇華と呼ばれる現象で生地を染めている分散染料がプリント部分に出てきてしまう問題があります。
Tシャツのプリントに使用される材料は主に、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、プラスチゾルの3種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
■アクリル樹脂系
コストが安く、一般的に使用頻度が高いです。染み込むといわれる技法から、ラバー、半ラバー、と呼ばれるものの大半が該当します。最近では伸縮性に優れた物もあります。
■ウレタン樹脂系
堅牢度に優れ、スポーツに限らず水着や作業着など耐久性の求められる用途に使用されますが、コストが高くポリエステル素材に使用した際に昇華が起こりやすいのが弱点です。
■プラスチゾル
プリント作業に優れますが、風合いが固く高温処理が必要なため、ポリエステル素材には不向きな面があります。
プリントTシャツのケアラベル表記について
一般的に以下の通りです。
- ドライ:石油系ドライは可能ですが、一般的にはドライ不可です。
- 洗濯:通常は40℃洗濯表示が多く、箔プリント、フロッキープリントはネット洗いか手洗いが好ましい。
- アイロン:直接アイロンは避けること。発砲プリントはアイロンを避けるもしくは低温でアイロンがけします。
- タンブラー:タンブラー表記は好ましくない。
- 漂白:使用している顔料や生地染めの染料により変わるため、一般的には不可です。
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