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昇華プリントについて

昇華プリントの歴史

分類上は乾式転写捺染法(かんしきてんしゃなっせんほう)に区分されていますが、現在では昇華プリントという呼び方が一般的になっています。昇華プリントは転写紙の作画技術と、布への転写技術で成り立ちます。

 

昇華プリントが出来たのは1963年のフランスで、同国の「ブルボー・マジュレル社」「チバ・ガイギー社」が実用化し、「サブリスタティック社」によって商業化されました。

ただ、その時代にはインクジェットプリンターは開発されておらず、シルク印刷等で転写紙を作っていたため大量生産向きのプリント方法でした。

 

1992年に「ソウグラス社」が熱転写印刷方式で特許を取得しました。同社は昇華インクを研究・製造し、インクジェットプリンターのメーカーと提携し昇華転写システムを展開していきました。

 

2000年に入るとインテリア業界とアパレル業界に展開されましたが、特にサッカー・自転車等のスポーツ業界での需要が拡大していきました。

インクの品質もナノレベルまで開発加工され、インクジェットのプリントヘッド、ピエゾタイプ(インク粒に電圧を加えることで吐出する方法のこと)の高性能化において開発が進みました。

 

現在ではインクジェットプリンターの性能も高くなり、オンデマンドで小ロッドでの生産体制も実現したほか、ポリエステル素材に転写する技術も開発が進み、機材も「輪転型」「平台型」に分かれのぼりなどの長尺とTシャツなどのパーツ物など用途に合わせて選択が可能となりました。

 

昇華プリントの特徴

1.オンデマンド対応

昇華プリントは無製版で制作が可能なのが大きな特徴です。

昇華プリントに必要なシステム(材料)は主に、昇華インク・インクジェット出力機・専用のRIPソフトを含めたパソコン・転写紙・転写機・生地(ポリエステル)です。なので、お客様からの発注があった際に素早く対応が可能のため、オンデマンドに対応できます。

また、画像データ(CMYK)で色の制限がないため色の表現が可能なほか、1着ごとにデータを作成するため柄の変更・差し替えが容易であることも特徴です。

弊社では主に、のぼりやタオルのプリントを承っています。

 

2.生地の風合いを損なわない

昇華プリントは分散染料の仲間である昇華インクを使って印刷した転写紙と生地を合わせて200℃前後の熱と圧力をかけることにより、インクが昇華し繊維に色素を浸透させる独特の捺染方法です。

そのため、プリント面に肉厚感が出ない、生地に染料が浸透されるため剥がれや色落ちは一切なくひび割れもしない、伸び縮みに強く通気性があり、300回洗濯しても色落ちしないといった特色があります。

また、昇華プリントは大量の水を使わないため、汚水処理が不要なエコプリント技術でもあります。

 

4.ポリエステル生地に特化している

昇華転写は多彩なポリエステル素材に表現が可能で、メッシュなどの穴の開いた生地、伸縮性のあるツーウェイ生地、毛足の長いファー生地などにも生地の風合いを損なうことなく鮮明な発色を再現できます。しかし、生地におけるポリエステルの含有率が減るにつれてインクの定着率が悪くなり、発色も悪くなる傾向があります。

基本的に化学繊維、中でもポリエステル100%が適していますが200℃の熱に耐えられることが最低条件です。また、生地の色も白に生地に限られますが、淡い色の生地にもプリント可能な場合があります。

 

昇華プリントの構造と構造的問題点

■構造

デザインなどの画像データを製版することなく、インクジェットプリンターを用いてミラー反転された画像を転写紙に印字し、生地と転写紙を密着させ熱転写プレス機にて昇華インクを昇華移行させる技術です。その際、転写の方法としてパーツ物の加工に使用される平プレス型と、長尺物の加工に適した輪転型の2種類があげられます。

 

■構造的問題

昇華プリントの構造的問題点として次のようなことがあげられます。

  • 浮遊している微細な繊維ホコリが白色部分に転写されてしまうと不良品になり、ロス発生の最大の原因となります。
  • 転写直後の高温時に転写紙と生地が剥がれる際に、密着が甘いと画像のズレが生じゴースト(二重写り)も状態になります。
  • 昇華プリントでは通常200℃前後の熱をかけて昇華しますが、一度定着されたものでも再度熱をかけると再昇華(色抜け)してしまうため、出来上がったものには高温の熱を加えないようにしなければなりません。特に、高温のアイロンや乾燥機には注意が必要です。
  • 熱転写に適さない生地を選ぶと不良品を出しやすくなります。

 

昇華プリントができるまで

1.完成系のデザインを用意する

完成デザインを画像で用意します。そのデザインをイラストレーターなどのソフトを使い型紙に落とし込み、出力データを専用インクジェットプリンターで転写紙へ出力します。

 

2.転写紙を出力

1で作成した出力データをインクジェットプリンターを動かすパソコンに取り込みます。その後リップソフトを立ち上げ、出力データを読み込み設定して必ずミラーで出力します。その際、リップソフトでの設定をしっかり調整することによって転写紙にしっかりとプリントすることが可能になります。

設定が完了したら、転写紙をインクジェットプリンターにセットします。セット後プリンターのノズルチェック印刷を行い色抜けがないかどうかなどをチェックします。

チェックに問題がなければ自動巻取りローラーに転写紙をセットして設定完了です。

 

3.プレス作業

出力した転写紙をインクジェットプリンターから取り出し、プレス台に生地と合わせてセットしプレスします。その際、プレス版の温度が不安定にならないように事前に空プレスして機械全体を温めておくことが重要です。

インクは色ごとに昇華するプレス温度が微妙に異なるため温度管理が発色に影響を与えます。

 

4.平台でのプレス機について

平台プレス機でのプレスの流れは、Tシャツ等であれば1着ごとに転写紙・生地をカットしておきます。原反から生地を裁断するため裁断時に出るホコリはピンホールなどの原因になるため要注意です。

生地と転写紙を合わせてプレス台に置き、生地ごとの設定温度でプレスして生地と転写紙を剥がして完成です。その後、縫製が必要な必要な場合は縫製に取り掛かります。

平台プレス機の特徴として、真空転写が可能な機種もあります。

 

真空転写の特徴として以下の点があげられます。

  • 生地と転写紙を真空状態にして密着させるため、より密着度を上げられます。
  • インクの昇華温度を若干下げられるため、生地を傷めにくくできる。
  • 生地に深くインクを浸透させることが出来、毛足の長い生地にプレスしても中まで染まるため、生地の色が見えにくくなる。

 

5.ローラー転写について

平台プレスと違い1着ごとに生地をカットする必要がないため、生地の無駄が減ります。生地も転写紙も原反(ロール)のままセットできるため長尺のプリントが可能です。

ローラー転写では生地と転写紙のズレにも注意が必要で、プリントしていくと段々ズレていくことがあるため要注意。

基本的には原反のままプリントしますが、裁断してある生地をプレスすることも可能です。

 

6.検品と裁断

検品のタイミングは平台プレスであればプレス後1着ごとに検品し、ローラー転写の場合はプリント巻取り時に検品します。

 

検品し問題がなければ裁断作業に入ります。

1着ごとに前身頃、後ろ身頃、袖など各パーツごとに切り分けます。その際ははさみよりも曲線などにも対応しやすいローラーカッターがよく使われます。

カットする際はカットラインを飛ばすようにラインの内側を切っていきます。裁断後は1着ごとにパーツをまとめて置いておきます。

 

7.縫製と仕上げ

6で切り分けたパーツを部位ごとに縫製し、タグなどを付けて完成させます。

完成後、蒸気アイロンでプレス仕上げをして検品、袋詰め等をして完了です。

 

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